2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

更新停止

突然ですが、更新を停止します。 読書をしていても、キュンとする言葉が見つからなくなったからです。 250単語までは順調でした。でもそれ以降は、たくさん読書しないと見つからなくなりました。 そして残念なことに、これから1年は学校の勉強が忙しくなるの…

300. 足蹴にしている 

■例文 西部邁 逆にいうと、そうした知恵を足蹴(あしげ)にしているような民衆の意見はたまさかの思いつきであるかもしれず、その欲望は落ち着きのない衝動の発露であるかもしれず、そしてその行動もマスコミの風潮に迎合したことの結果であるかもしれない …

299. 過てる 

■例文 西部邁 だが、これは過(あやま)てる政治診断である だが、これは誤った政治診断である ◇火炎瓶を投げられる機動隊 ■違い 「過てる」のほうが、人の道をはずしてる感じ。 「過つ」には、人を殺すという意味がある。

298. より大きく立ち上がる 

■例文 ブータン王国国王ジグミ・ケサル陛下 いかなる国の国民も決してこのような苦難を経験すべきではない。しかし仮にこのような不幸からより強く、より大きく立ち上がることのできる国が一つあるとすれば、それは日本と日本国民である いかなる国の国民も…

297. 自信している 

■例文 夏目漱石 「坊っちゃん」 けれども、代助は泣いて人を動かそうとする程、低級趣味のものではないと自信している けれども、代助は泣いて人を動かそうとする程、低級趣味のものではないと自信をもっている ◇公道でマリオカートする人たち ■違い 「自信…

296. 杜絶 

■例文 夏目漱石 「坊っちゃん」 弊風を杜絶(とぜつ)する為めにこそ吾々はこの学校に職を奉じているので、これを見逃す位なら始めから教師にならん方がいいと思います 弊風を停止する為めにこそ吾々はこの学校に職を奉じているので、これを見逃す位なら始め…

294. 言葉を点じて 

■例文 夏目漱石 「それから」 令嬢はただ簡単に、必要な言葉だけを点じては逃げた 令嬢はただ簡単に、必要な言葉だけを話しては逃げた ◇高い信号機 ■違い 「言葉を点じる」のほうが、ランプがポッとついたみたいな感じで、やさしい感じがする。

293. 旧態を改めざる 

■例文 夏目漱石 「それから」 依然として旧態を改めざる三年前の初心(うぶ)と見ているらしい 依然として旧態を改めない三年前の初心(うぶ)と見ているらしい ◇軍隊の訓練 ■違い 「旧態を改めざる」のほうが、手厳しい言い方。 「旧態を改めざる」のような昔言…

292. 生活は強められ 

■例文 トーマス・マン 「魔の山 私たちはなにごともあからさまにはっきりと呼ばなくてはなりません。それによって、私たちの生活は強められ、高められるのですから 私たちはなにごともあからさまにはっきりと呼ばなくてはなりません。それによって、私たちの…

291. 以上に立って 

■例文 夏目漱石 「それから」 要するに文芸にはまるで無頓着でかつ驚くべき無識であるが、尊敬と軽蔑以上に立って平気で聞くんだから、代助も返事がし易い 要するに文芸にはまるで無頓着でかつ驚くべき無識であるが、尊敬と軽蔑を超越したところで平気で聞く…

290. 流俗 

■例文 夏目漱石 「それから」 そりゃ不見識な青年が、流俗の諺に降参して、好加減な事を云っていた自分の持説だ。もう、とっくに撤回しちまった そりゃ不見識な青年が、平凡な世間の諺に降参して、好加減な事を云っていた自分の持説だ。もう、とっくに撤回し…

289. 自己将来の希望 

■例文 夏目漱石 「それから」 平岡からは断えず音便があった。安着の端書、向うで世帯を持った報知、それが済むと、支店勤務の模様、自己将来の希望、色々あった 平岡からは断えず音便があった。安着の端書、向うで世帯を持った報知、それが済むと、支店勤務…

288. 時代の欠陥 

■例文 トーマス・マン 「魔の山」 私たちは、さっきほのめかしておいた問題、時代の欠陥による個人生活の損傷がその人間の有機体にまでおよぶことがありうるという問題に、ここでまた戻るのである 私たちは、さっきほのめかしておいた問題、社会の欠陥による…

287. きびしい趣味 

■例文 トーマス・マン 「魔の山」 盤は前世紀の初めのきびしい趣味で形づくられていて、簡素な高貴な姿をした美しい盤であった 盤は前世紀の初めの洗練された美的感情で形づくられていて、簡素な高貴な姿をした美しい盤であった ◇夜の簡素な城 ■違い 「きび…

286. 考え方に味方をする 

■例文 トーマス・マン 「魔の山」 むしろ私たちは、くどすぎるわずらわしさをおそれずに、徹底的な話し方こそ、ほんとうにおもしろいのだという考え方に味方をするのである むしろ私たちは、くどすぎるわずらわしさをおそれずに、徹底的な話し方こそ、ほんと…

285. カルチャー 

■例文 ブレンダ・ウォルシュ 「ビバリーヒルズ高校白書」 2人の関係をもっとカルチャーにしたいの 2人の関係をもっと文明的な関係にしたいの ◇地獄の様子 ■違い 「カルチャー」は、もうちょっと節度のある関係にしたいって感じ。 「文明的な関係」は、根本的…

284. 観念も信仰も隔たる世界へ 

■例文 三島由紀夫 「春の雪」 そして王子たちの殊勝な礼拝を、嘲るような気持はもちろんなかったにせよ、今まで同じ学友と思っていたものが、ふいに観念も信仰も隔たる世界へ飛び立ったような気がするのだった そして王子たちの殊勝な礼拝を、嘲るような気持…

283. 彫刻的な文体 

■例文 川村二郎 「ヴェニスに死す」 マンの、彫りつけたような固い彫刻的な文体と一致する マンの、彫りつけたような固い乾燥した文体と一致する ◇コケがいい感じな大仏 ■違い 「彫刻的な文体」のほうが、力強い。

282. 賢明な管理 

■例文 トーマス・マン 「ヴェニスに死す」 体格が貧弱で、資力にとぼしく、意志の恍惚と賢明な管理とによって、すくなくともしばしのあいだ、偉大なものの効果をあえて発揮する、あの業績上の道徳家たち 体格が貧弱で、資力にとぼしく、意志の恍惚ときびしい…

281. 政治的専心 

■例文 ノーマン・メイラ 「一分間で一万語」 われわれは明らかに政治的専心からは、一光年も遠ざかっているが、それは超えねばならぬ距離である われわれは明らかに政治的専念からは、一光年も遠ざかっているが、それは超えねばならぬ距離である ◇デモで攻撃…