2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

233. 信じる者のために 

■例文 マイヤーズ先生 「ビバリーヒルズ高校白書」 最高裁の審理では、何千人もの人々が信じる者のためにワシントンをデモ行進する。世界を変えたいんだったら、学校の委員会から始めろ 最高裁の審理では、何千人もの人々が被害者のためにワシントンをデモ行…

232. 一語で形容される 

■例文 夏目漱石 「三四郎」 寺に生まれた彼は、常に精進という言葉を使いました。そうして彼の動作は悉くこの精進の一語で形容されるように、私には見えたのです 寺に生まれた彼は、常に精進という言葉を使いました。そうして彼の動作は悉くこの精進の精神で…

231. 感服 

■例文 夏目漱石 「三四郎」 私は軍人の妻君というものはみんなこんなものかと思って感服しました 私は軍人の妻君というものはみんなこんなものかと思って敬服しました ◇シヴァ神へ人生を捧げるため、38年間右手を挙げ続けている男 ■違い 「感服」は、「感…

230. 一夕(いっせき)の歓をつくす 

■例文 夏目漱石 「三四郎」 我々が今夜此処へ寄って、懇親のために、一夕(いっせき)の歓をつくすのは、それ自身において愉快な事であるが、この懇親が単に社交上の意味ばかりでなく、それ以外に一種重要な影響を生じ得ると偶然ながら気が付いた 我々が今夜…

229. 緊張を義務としている 

■例文 トーマス・マン 「ヴェニスに死す」 そしてこれについての勇敢でかつ道徳的な点は、彼の本性が決してたくましい性質のものではないこと、そしてたえざる緊張を義務としているだけで、本来それを持って生まれたのではないことである そしてこれについて…

228. ルールその1 

■例文 ディランマッケイ 「ビバリーヒルズ高校白書 54話」 けど、覚えときなさい。いつかは家族から離れなきゃならない。そのためにはだ。ルールその1。この世で唯一信じられるのは自分だけなのさ けど、覚えときなさい。いつかは家族から離れなきゃなら…

227. 自然の結果 

■例文 夏目漱石 「こころ」 その内いつのまにか先生の食卓で飯を食うようになった。自然の結果奥さんとも口を利かなければならないようになった その内いつのまにか先生の食卓で飯を食うようになった。自然に奥さんとも口を利かなければならないようになった…

226. 研究的に働きかける 

■例文 夏目漱石 「こころ」 もし私の好奇心が幾分でも先生の心に向って、研究的に働き掛けたなら、二人の間を繋ぐ同情の糸は、何の容赦もなくその時ふつりと切れてしまったろう もし私の好奇心が幾分でも先生の心に向って、交渉をもとうとしたのなら、二人の…

225. 大反射 

■例文 夏目漱石 「三四郎」 新しいわれわれのいわゆる文学は、人生そのものの大反射だ 新しいわれわれのいわゆる文学は、人生そのものの反映だ ◇ボリビアのウユニ塩湖 ■違い 「大反射」のほうが、光が結晶しているようで、輝かしい。

224. 一個の奇観 

■例文 血塗られた人間の歴史を振り返れば、ヒューマニズムなどという甘ったるい思想が知性の領域に今もはびこっているのは優に一個の奇観である 血塗られた人間の歴史を振り返れば、ヒューマニズムなどという甘ったるい思想が知性の領域に今もはびこっている…

223. 運命を改造 

■例文 夏目漱石 「三四郎」 自己の運命を改造し得たり 自己の運命を決定し得たり ◇天秤で死者の心臓を計量するオシリスの審判 ■違い 「運命を改造する」のほうが、苦労して運命を変えてる感じ。

222. 心に畳んだ 

■例文 三島由紀夫 「春の雪」 「僕はもう聡子の意のままになろうとしている」と考えながら、彼は、まだ積るほどではないが、中ノ島や紅葉山をまぶしかかっている雪の緻密な降り方を、一目で心に畳んだ 「僕はもう聡子の意のままになろうとしている」と考えな…

221. 残る隈なく 

■例文 三島由紀夫 「春の雪」 あれほど青年の精力が残る隈(くま)なく役立てられた時代は、もう二度と来ないのでありましょうか? あれほど青年の精力が全て役立てられた時代は、もう二度と来ないのでありましょうか? ◇神風 ■違い 「残る隈なく」のほうが、…

220. 通観 

■例文 フェルナンダ・ナヴァロ 「哲学について」 あなたのお仕事を通観してみますと、あなたは哲学に対して、また哲学と政治との関係に対して、際立った関心を示されておられます あなたのお仕事を概観してみますと、あなたは哲学に対して、また哲学と政治と…

219. ぜったいむちゃしたはずだ 

■例文 チョッパー ぜったいむちゃしたはずだ よくがんばったね。辛い思いをしたでしょう ◇抗議のために焼身自殺した仏教僧 ■違い 「よくがんばったね」と同情されるよりも、「君のことだから、ぜったいむちゃしたはずだ」と言われた方が、ぼくのことよくわか…

218. 成行を辿って 

■例文 三島由紀夫 「春の雪」 それはたしかに飯沼の望んだ成果であったが、これほど意想外の、これほど情ない成行を辿って、叶えられるとは思ってもみなかった それはたしかに飯沼の望んだ成果であったが、これほど意想外の、これほど情ない成行で、叶えられ…

217. 凛烈な寒さ 

■例文 三島由紀夫 「春の雪」 胸もとの素肌を、発止と打ってくる凛烈な寒さのうちに、心をひどく昂ぶらせるものがあって 胸もとの素肌を、発止と打ってくる強烈な寒さのうちに、心をひどく昂ぶらせるものがあって ◇雪に突っ込む鳥 ■違い 「凛冽な寒さ」のほ…

216. 郷愁がにじんでいた 

■例文 三島由紀夫 「春の雪」 王子たちの目もとには、この一日二日すでに青黛のような郷愁がにじんでいた 王子たちの目もとには、この一日二日すでに青黛のような郷愁が読みとれた ◇田舎の高校生 ■違い 「にじんでいた」のほうが、切実な感じ。

215. 予感に充たされて 

■例文 三島由紀夫 「春の雪」 本多は何かの予感に充たされてそう思い、そう口にも出した 本多は何かの予感を感じてそう思い、そう口にも出した ◇水没した天安門広場 ■違い 「予感に充たされて」のほうが、ホワーンとしてる。 「予感を感じて」だと、キュンと…

214. 武張(ぶば)った 

■例文 三島由紀夫 「春の雪」 武張(ぶば)ったことのきらいな清顕は、学校に漲(みなぎ)っている素朴で剛健な気風のゆえに学校を嫌った 粗野なことのきらいな清顕は、学校に漲(みなぎ)っている素朴で剛健な気風のゆえに学校を嫌った ◇子供を人質にする父…

213. 胸に澱(よど)んでいた

■例文 三島由紀夫 「春の雪」 むしろこうした不安は、清顕のお裾持の年の一年前に、十七歳でこの邸に住み込んだ飯沼の胸に澱(よど)んでいた むしろこうした不安は、清顕のお裾持の年の一年前に、十七歳でこの邸に住み込んだ飯沼の胸にあった ◇城の中の池 ■…

212. 洗い去られた 

■例文 三島由紀夫 「春の雪」 こんな不安は、その場かぎりで、忽(たちま)ち心から洗い去られた こんな不安は、その場かぎりで、忽(たちま)ち心から消え去った ◇水辺の階段 ■違い 「洗い去られた」のほうが、他の重要な印象によって取り除かれたという感…

お休み

テストが山場なので二日間お休みします

211. イメージが意識の裏側にはりつく 

■例文 西部邁 「大衆への反逆」 この綱渡りのイメージが僕の意識の裏側にどこまでも執拗にはりついていたように思われます この綱渡りのイメージが僕の頭の片隅に沈澱していたように思われます ◇サギの綱渡り ■違い 「意識の裏側にどこまでも執拗にはりつい…