2011-08-19 222. 心に畳んだ ■例文 三島由紀夫 「春の雪」 「僕はもう聡子の意のままになろうとしている」と考えながら、彼は、まだ積るほどではないが、中ノ島や紅葉山をまぶしかかっている雪の緻密な降り方を、一目で心に畳んだ 「僕はもう聡子の意のままになろうとしている」と考えながら、彼は、まだ積るほどではないが、中ノ島や紅葉山をまぶしかかっている雪の緻密な降り方を、一目で心に蔵った ◇獄に咲く花 ■違い 「畳んだ」のほうが、カチッとしていて、淡々としている。 「蔵(しま)った」のほうは、大切に大切に保存している感じ。