■例文 トルストイ 「アンナ・カレーニナ」
アンナの中にはなにかしら別の世界が、キチイなどには想像もつかない、複雑で詩的な興味に満ちた、崇高な世界があるように思われた
アンナの中にはなにかしら別の世界が、キチイなどには想像もつかない、複雑で詩的な物の見方をする、崇高な世界があるように思われた
◇「出現」
■違い
「詩的な物の見方をする」という言い方だと、事物を認識するときに、現実と乖離したものと結びつけて、ロマンチックに解釈しているようなニュアンスがでる。妄想の延長。
「詩的な興味に満ちた」のほうは、高尚な感じがする。