168. 身体総体が緊(しま)ってくる 

■例文 夏目漱石 「三四郎
 気がのびのびして魂が大空ほどの大きさになる。それでいて身体総体が緊(しま)ってくる
 気がのびのびして魂が大空ほどの大きさになる。それでいて身体全体が緊(しま)ってくる

プジェウエ火山の噴火から避難するチリのおじさん
■違い
 「総体」のほうが、ちっちゃいものを積み重ねていって統一したという感じだから、身体を構成している一分子までもが緊張してぶるぶる震えてる。緊張の度合いが高い
 「総」って言葉自体に、「すべる・引き締める」って意味があるんだってさ。