174. と見えて 

■例文 夏目漱石 「三四郎
風の力が烈しいと見えて、雲の端が吹き散らされると、青い地が透いて見えるほどに薄くなる
風の力が烈しいらしく、雲の端が吹き散らされると、青い地が透いて見えるほどに薄くなる

◇速い雲
■違い
 「と見えて」のほうが、確信度が高い
 なぜなら、「らしい」という言葉は、確信がないという文脈で多用されているから。